2006年02月06日
汎用樹脂の対中輸出、05年はPPだけが前年超え
他の4品目は揃って3年連続で前年を下回る
【カテゴリー】:実績/統計(原料/樹脂/化成品)
【関連企業・団体】:なし

 汎用樹脂の05年トータルの中国向け輸出通関数量(香港向けを含む)は、PPだけが前年の実績を上回り、LDPE、HDPE、PS、PVCの4品目はいずれも3年連続の前年割れとなった。
 
 PPの輸出のうちの多くはホモポリマーで占められている。同ポリマーの05年の総輸出量は36万8,304トンで、前年を17.6%上回ってダントツの伸び率となった。しかし中国向けの伸び率はさらに高く22.5%となっている。数量も全輸出量の59.4%に相当する21万8,691トンに達している。この結果、同ポリマーの対中輸出量は3年連続の前年超えとなった。
 一方のコポリマーの05年の対中輸出量は4万5,597トンで、前年を10.7%上回った。同コポリマーの05年の総輸出量は9万8,746トンで前年を3.6%下回ったが、中国向けは逆に前年に続いての順調な伸びとなった。PP合計の対中輸出量は26万4,288トンで、前年を20.3%上回っている。
 
 対する他の4樹脂はいずれも前年を大きく下回っている。LDPEの5.2%減はまだしも、PVCは7.7%減、HDPEは13.5%減と低調でPSに至っては23.3%もの減少となっている。
 ちなみに中国による汎用各樹脂の05年計の輸入通関数量の前年比は、LDPEが17.3%減、L-LDPEが49.6%増、HDPEが5.6%増、PP-Hが3.8%増、PP-Cが33.4%増、PSが7.4%減、PVCが19.7%減--で、従来からの高伸張に陰りが生じている。

 汎用樹脂の05年12月と年計の中国向け輸出通関数量は別表の通り。

【関連ファイル】
汎用樹脂の05年の中国向け輸出通関数量
https://www.chem-t.com/news/files/tmp_file1_1139201624.xls