2006年02月07日
SHARQが石化工場建設用地の整地開始
6月にはエチレン装置等の建設工事に着手
【カテゴリー】:海外(原料/樹脂/化成品)
【関連企業・団体】:なし

 SABIC(サウジアラビア基礎産業公社)とSPDC(サウディ石油化学)の折半出資会社であるSHARQ(シャルク)は、このほどアル・ジュベールで大型石油化学設備の建設用地の整地作業を開始した。
 
 同社が建設するのは、年産130万トン能力のエチレンプラントと同40万トンのL-LDPE設備、同40万トンのHDPE装置、同70万トンのEG設備--の計4基。現在同社は同80万トン能力のL-L/HDPEのスイングプラントと同150万トンのEG設備をアル・ジュベールで稼動中。今回は、これら誘導品設備の大幅増設に合わせてエチレンプラントも新設することにしたもの。
 
 現地で各設備の建設工事に着手するのは今年6月の見込み。完工は08年第2・四半期中を予定している。完工時の誘導品設備の能力は、L-LDPEが120万トン、HDPEが40万トン、EGが220万トンとなる。うち、L-LDPEとHDPEは全量をSABICとSPDCが世界各地で販売する。EGについては145万トンをSABICとSPDCが販売し、そして残り75万トンをSABICの全額出資会社であり現在のエチレン供給会社でもあるPetrokemya(ペトロケムヤ)に引き渡していく。
 
 現在のサウジアラビアでは、年産666万トン能力のエチレンプラントとPEならびにEGの大型装置がフル操業を続けているところ。このため投資主体のSABICではそれぞれのパートナーと組んで大型エチレンプラントと誘導品設備の新・増設に踏み切りつつあり、08〜09年には相次いで完工の見通しにある。これに伴い08年のエチレンの総設備能力は884万トンに拡大、09年には住友化学とサウジアラムコの合弁投資設備を加えて1,111万トンになる見込み。