| 2006年02月13日 |
| 中国・無錫市が生物医薬産業の発展計画説明 |
| 新区に医薬企業60社、研究開発機構も |
| 【カテゴリー】:海外 【関連企業・団体】:なし |
長江デルタで最も交通が便利な、そして産業が集積している無錫市が、全国に先駆けて医薬品産業の発展に乗り出した。同市の毛小平市長、闕信芳経済貿易委員会主任ら訪日代表団が10日、ホテルニューオータニで、生物医薬産業の発展計画の説明会を開き、日本企業、関係者に協力を求めた。 毛市長は「市には日本から1,022社の企業が進出、対日貿易も100億ドル(過去5年間に各15%の成長)を超えた。05年の貿易額290億ドル(うち輸出145億ドル)。産業の集積化が進む中、市の医薬品産業は成長が見込めるので、協力して発展させたい」と語った。 また闕主任は「市は中国15経済都市の一つで、小上海と呼ばれ、人口430万人、面積4.365平方キロ。GDP2,805億元(350億ドル)。一人当たりGDP7,724ドル。人材、観光、物流施設などにも恵まれている。世界上位500社のうち111社が進出して、このうち日系は64社に及ぶ。2010年までに医薬センター60カ所以上つくりたい」と話した。 さらに「バイオケミカルの技術システム、治療センター、漢方薬のカプセル・注射液生産、調合剤の開発、新生物医薬品、医療器械などをつくるため合作交流したい」と要請した。 市が薬品、医療企業を誘致している無錫新区は1992年に国務院から認可された。面積220平方キロ、すでに人口は35万人に達している。外資プロジェクトは1,200以上、日系が最も多い。製薬企業が60社あり、うち14社がGMP認証を取得している。 中国の医薬市場に全額出資の隆邦医薬貿易有限公司(本社長春市)を設立して市場活動を初めて認められた宮越商事の宮越社長は「長春、北京、上海、深セン、成都に販売支店を置いた。全国1万2900の総合病院、3万の小売薬局店を対象にしている。投資額は20億から30億円にのぼる。ドラッグバレーもつくる。医薬品製造を高付加価値産業の育成という点から支える」と意欲をみせている。 同氏によると世界の医薬品市場は現在、約60兆円でその約半分を米国、25%を欧州が占め、日本は6.5兆円(第2位)。生き残りの競争が激しく、業界再編、淘汰の時代に入っているという。 中国は約2兆円ていどだが、過去25年間2ケタ成長を続けており、2011年には日本を追い抜く勢いだ。とくに中国は治験が早く容易な点で先進各国の進出目標になっているといわれる。 なお、無錫市は江陰,宜興市の2市と錫山、恵山、浜湖、崇安,南長、北塘、新区の7区を統轄している。無錫空港と上海浦東(160キロ)、上海虹橋(120キロ)、南京禄口(180キロ)の各国際空港がつながっている。港湾は上海(103キロ)、江陰(38キロ)。鉄道は新沂−長興、北京−上海のほか北京−上海新幹線、上海−南京快速が計画されている。道路は高速を含めて縦横に走っている。 |