2006年02月14日
デグサ、ダウから高吸水性樹脂事業を買収
【カテゴリー】:海外(経営)
【関連企業・団体】:デグサ、ダウケミカル

 デグサは10日、ダウから高吸水性樹脂事業を買収すると発表した。
 ダウがドイツにもつRheinmuenster工場を買収するとともに、ダウのMidland 工場とは製造委託を行う。

 またダウとの間で原料の精製アクリル酸の長期購入契約を締結する。買収価額など条件は明らかにされていない。

 デグサは、自社の米国ルイジアナ州及び北カロライナ州の2工場のデボトルネックや買収したRheinmuenster工場での増設により、現有の高吸水性樹脂能力を大幅に増大させる。

 また精製アクリル酸の長期購入契約により、欧米での原料の安定的確保が可能となった。
 デグサはこれらのほか、ドイツ(2工場)とテキサス州に工場を有し、2004年の高吸水性樹脂事業の売上高は432百万ユーロとなっている。