| 2006年02月17日 |
| ポリオレフィンのフィルム品種が大幅減 |
| 食品や流通業界の前倒し需要の反動か |
| 【カテゴリー】:実績/統計 【関連企業・団体】:なし |
ポリオレフィン3樹脂の国内向けの1月の出荷数量は全体に当初の関係筋の予想に反して低水準となったが、樹脂業界筋によると、これには各樹脂のフィルム用品種の需要の大幅な落ち込みが大きく影響した模様。 ポリオレフィン市場に占めるフィルム用品種のウエートはかねてから極めて高く、LDPEとHDPEでは第1位を維持、PPにおける構成比率も射出成形用に次ぐ2番目となっている。そのフィルム用品種の1月の出荷量の対前年同月比は、LDPEで10%減、HDPEで7%減、PPで8%減となっている。LDPEのフィルム用は4ヶ月連続の、PPのフィルム用は3ヶ月連続の前年同月割れであり、HDPEのフィルム用は昨年4月から11月まで8ヶ月連続して前年同月を下回ったあと12月はやっと2%増となったがその後が続かず1月は再びマイナス成長に戻った。 1月は縮小幅がどの樹脂の場合もこれまで以上に大きい。樹脂メーカーの営業担当者の多くは、この要因について(1)製品値上げを不可避と判断した食品メーカーや流通企業の中で昨年11月から12月にかけて前倒し発注に踏み切ったところが少なくなく、1月にその反動が出たこと(2)1月から製品値上げの交渉に入ったフィルムメーカーの間で減産が始まったことの2点を挙げている。また、中国からのPE袋の輸入が依然として増え続けていることも影響していると分析する向きもある。2月に入っても好転は見られず、高機能タイプの産業用を除くと回復は容易でないとする関係者が多い。 |