| 2006年02月17日 |
| 中国のエチレン輸入が急増の見通し |
| 遅れていた受け入れタンクが相次ぎ完成へ |
| 【カテゴリー】:海外(原料/樹脂/化成品) 【関連企業・団体】:なし |
大手商社によると、中国が輸入するエチレンの数量が今年は急拡大する公算が濃厚となってきた。これは、かねてから沿岸部で同国のVCMメーカーやEGメーカーが建設中であった受け入れタンクが今年に入って相次いで完成し始めているためで、全てのタンクがフルに利用されるようになると、今年の同国の総輸入量は23万3,000トンになると予想する商社もある。 中国の昨年のエチレンの輸入通関数量は11万1,398トンで、前年を64.9%上回った。前々年の2.4倍の規模である。昨年春には上海/BPが年産90万トンの、また南京/BASFが同60万トンの新エチレンプラントを相次いで立ち上げたが、その後に多くの誘導品プラントが完成・稼動を開始したため従来以上に海外からエチレンを輸入せざるを得なくなったもの。 05年の総輸入量の11万1,398トンの53.2%にあたる5万9,250トンは韓国から、また36.4%に相当する4万524トンは日本から持ち込まれた。前年比は韓国品が69.6%増、日本品が32.4%増であった。 今年は間もなくCNOOCが同80万トンのエチレンプラントの稼動を開始するが、VCMメーカーやEGメーカーの中には引き続き外部から原料エチレンを手当てしなければならないところが多い。こうした中でこの春に合計3社が受け入れタンクを完成することになっており、今年のエチレンの総輸入量は昨年の2倍以上の規模に膨らむとの見方が有力になっている。また、07年の輸入量はさらに増えて64万9,000トンになると予想する向きある。 |