| 2006年03月20日 |
| 南京市、産業開発区、国際都市の新デザインを発表 |
| ケミカル、電子、自動車、鉄鋼の4大業種が柱 エチレン2010年に240万トン |
| 【カテゴリー】:海外 【関連企業・団体】:なし |
中国江蘇省の省都である南京市は空港、港湾、地下鉄など大型インフラの整備をほぼ終わり、国際産業都市としての発展計画に力を入れている。靳道強・副市長ら市の幹部が来日、投資環境と今後の発展計画を発表した。 靳副市長は「南京は中国7番目の規模で、10の王朝があった。文化を含めさまざまな交流があり、国際性を持っている。国で4番目の禄口国際空港があり、港湾の貨物扱量は1億トンを越えた。揚子江の南京第3橋、6番目の地下鉄工事にも着工した。治安がよく、自然環境にも優れている」と企業の進出を呼びかけた。 市(11区と2県)の面積は6597平方キロ、人口740万人、一人当たりGDPが5,000ドル強。市の重点産業は電子、ケミカル(石油化学中心)、自動車・部品、鉄鋼、電力。物流ではコンテナ埠頭(68万TEU)、物流センター、鉄道などの建設が進んでいる。 外資系の企業は05年末までに累計9,380件(98ヵ国・地域)、実行額139・6億ドルに達している。このうち世界ベスト500社のなか55社(97件)が投資している。日系は三菱ガス化学、太平洋セメント、シャープ、マツダ、日立、富士通、東芝、伊藤忠、三井物産、丸紅など300社余、468件、11.74億ドルにおよんでいる。 外国勢は独BASF、ロイヤルダッチシェル、米国のモトローラ、マイクロソフト、フォード、韓国のLG電子、LG化学など。教育は南近大、東南大など48校、卒業生年10万人、科学研究機構640ヵ所などがあり豊富な人材を抱えている。中国科学院と中国工程院のアカデミー会員が75人もいる。 産業区では国家級が4、省級が5ヵ所ある。重点産業は先述の4つのほか、ソフトウエア、バイオ製薬、新素材、新フォトエレクトロニクス,文化を先行させる計画だ。ソフト産業はすでに市の総生産額の50%を占めている。輸出加工区、竜潭港保税物流センターも設置された。 国家級ではソフトウエアの開発、生物医薬、電子情報のハイテク産業区。プラズマデスプレイの部品・材料を開発の主力とする南京経済技術開発区。電子情報、自動車、電力自動化の江寧経済開発区。石油化学、精密化学の南京化学工業園区。 南京化学工業園区で事業を展開している三菱ガス化学は「昨年10月からメタノール、アセトアルデヒド、ジメチルエーテルなどを生産している。南京はインフラが整っており、原料事情もいい。米国のセラニーズからアンモニア、エチレンオキサイドなどの供給を受けている」と語っている。 同化学工業園区には揚子江石化と独BASFの合弁会社がエチレン年60万トン設備を持つ。揚子江石化の在来の75万トンもあり、2010年には240万—300万トンに拡大する方針である。石油精製は年4,000万トンをめざしている。鉄鋼は1,200万トン(うち特殊鋼200万トン)とし、自動車産業を支える計画。 問い合わせは南京市駐日本事務所(Tel:03-3586-7815) |