2001年08月30日
経産省、塩ビ管全10社ヒアリング終る
5日、第2回展望研、各社将来に危機感
【カテゴリー】:行政/団体
【関連企業・団体】:旭有機材、クボタ、シーアイ化成、信越ポリマー、三菱樹脂、経済産業省

 需要低迷や市況悪化など多くの課題をかかえている塩ビ管産業のあり方を考えようという、経済産業省化学課の「塩ビ管産業将来展望研究会」(座長、大久保尚武積水化学社長、メンバー14四で構成)は9月5日、第2回会合を開いて、同課がメーカー各社から行ってきたヒアリング結果を中心に議論するが、ヒアリングでは も現状に強い危機感をいだいていることが明らかにされたため、今後はアライアンスや過剰設備対策など“各論”をめぐってどこまで具体的な話し合いがおこなわれるかが焦点となってきた。

 化学課では旭有機材、アロン化成、クボタ、シーアイ化成、信越ポリマー、三菱樹脂など、これまでに全メーカー10社からヒアリングを行い、塩ビ管産業の現状やそれぞれの企業がかかえている問題点、今後のあり方などを細かくきいた。その結果、全社とも需要の先行きに明るい見通しがられず、設備は過剰状態にある、このままだと経営的にも苦しい状況が続くと、現状に厳しい見方をしていることがわかった。
このため5日の第2回「展望研」では、これらのヒアリング結果を報告、今後のあり方について意見を出し合いたいと化学課ではいっている。