2006年04月17日
コスモ石油、千葉製油所の爆発・火災事故で概況発表
【カテゴリー】:環境/安全(原料/樹脂/化成品)
【関連企業・団体】:コスモ石油

 コスモ石油は、16日早朝千葉製油所で発生した爆発・火災事故の概況について、同日午後5時、同社のホームページに次の通り掲載し発表した。
 
【千葉製油所における減圧軽油脱硫装置付近での爆発・火災について】
(第3報、17時現在) 本日午前5時40分頃、コスモ石油株式会社(本社:東京都港区芝浦1-1-1、資本金:624億円、社長:木村彌一)の千葉製油所(所在地:千葉県市原市五井海岸2番地、取締役所長:矢嶋隆司)減圧軽油脱硫装置付近で爆発、火災が発生致しました。
この度は、皆様に多大なるご心配とご迷惑をおかけ致しましたこと、深くお詫び申し上げます。
本日、17時現在の状況を下記の通りお知らせ致します。

<記>
・発生日時 2006年4月16日(日)  午前5時40分頃
・発生施設名 減圧軽油脱硫装置(以下HDS)/第一水素製造装置(以下HP)
・負傷者・死傷者 無し
・二次災害の危険性 無し

<経緯>
・午前5時10分頃 運転員の現場パトロールにて特に異常を認められず
・午前5時40分頃 HDS/HP付近で爆発、火災を確認
・午前5時42分頃 市原市消防局よりホットラインにて問い合わせがあり、防災センターにて、当所内で爆発音確認を返答
・午前5時44分 通報
・午前5時48分頃 防衛隊発令
・午前8時19分 鎮圧確認
・午前8時44分 鎮火確認
・午前9時35分 公設消防 現地解散

<被害状況>
損傷状況を順次調査中です。17時現在、以下3箇所の損傷(開口)を確認しました。
(1)第一水素製造装置 炭酸ガス吸収塔 塔頂受槽破損
(2)架構上の水配管(HP純水配管、配管サイズ:2インチ)破損
(3)架構下油配管(HDS製品油配管、配管サイズ:6インチ)フランジ部開口
その他状況
当該施設、及び隣接施設の建屋などの窓ガラス/スレート屋根等の一部が破損

<保安上停止装置>
◇減圧軽油脱硫装置◇第一水素製造装置◇第二常圧蒸留装置◇第二減圧蒸留装置◇第四水添脱硫装置

<出荷への影響>
現在、精査中です。

<今後の予定>
4/17(月) 9時より、消防、警察にて現場検証実施