| 2006年04月18日 |
| 常熟、昆山、太倉など蘇州周辺市区の投資環境 |
| 呉中区、相城区も、上海に近く急成長 |
| 【カテゴリー】:海外 【関連企業・団体】:なし |
中国の蘇州市は今月初めに、同市および管轄下の常熟、昆山、太倉,張家港、呉江の5都市などの投資環境を都内のホテルで説明した。このうち張家港、呉江はすでに掲載したので、残る都市区の投資環境の要約を報告する。5市は太倉市、常熟市、張家港市が上海から長江南側に沿って北西に伸び、昆山市と呉江市が南西に伸びている。蘇州市はそのほぼ真中にあり、交通の要所。 <常熟市> 総面積1,264平方キロ、人口104万人。ここ数年、15%の経済成長を遂げ、05年のGDPは70億ドル、一人あたりでは6,600ドル。内外企業1万3,000社。外資2,000社余が進出、投資額52億ドルを超えた。 日本からはシャープ、ダンロップ、ダイキン、NSK、富士電機、三菱商事、三井物産、伊藤忠など。欧米からは米デュポン、スイスのノバルテイス、仏アケマ、カナダのマグナグループ、フィンランドのUPM、オランダのフィリップスなど。台湾の長春ケミカル、香港のLEE&MANもでている。 浦東空港まで140キロ、1時間半、蘇州、無錫まで40キロ、30分の距離だ。常熟—南通間の長江大橋が2007年中に完成する。常熟港の05年の貨物取扱量は2,050万トンと大きい。産業用地としては長江に面した江蘇省常熟経済開発区(区内に輸出加工区)がある。1992年に認められた省レベル開発区で面積50平方キロ。フッ素化学、製紙、ハイテク工業などの団地がある。自動車部品、建築材料などの企業も進出している。外資は欧米、アジアなど500社を超えている。 もう一つの江蘇省常熟東南経済開発区は省レベルで2003年に認められた。面積50平方キロ、開発区では主にIT、生物医薬、精密機械、新材料、高級紡織、輸出型農業製品に重点を置いている。外資企業が約180社、総額30億ドルを投資している。市には常熟理工学院など大学2校、専門学校6校がある。 <昆山市> 昆山経済技術開発区は1985年に開設、1992年に国家クラスの開発区となった。市の面積921平方キロ、人口約60万人(流動人口を含め90万人)。経済技術開発区は面積120平方キロ。台湾系企業が多い。上海虹橋空港まで42キロ、車で45‐50分、浦東空港まで92キロ、同(90‐120分)、上海港まで60キロ。 日本からの進出企業はサントリー、日本精工、シマノ、マキタ、キッコーマンなど35余社。市は電子・情報、機械、紡績、食品、化学・生物・医薬、新素材、新エネルギー、環境保護・省エネルギー製品、非鉄金属製品・合成香料、フロン代替品などの産業誘致に重点を置いている。 給与は一般労働者月621元、同管理職1,000‐1,200元、専門技術者2,000元。日本企業の積極的な誘致をはかっている。 <太倉市> 市の面積は823平方キロ(陸地面積648キロ)、人口60万人。上海、蘇州までそれぞれ50キロほどの距離、市内に2本の高速道路、1級道路などが通る。上海虹橋空港まで30分、浦東空港まで一時間の距離。 市には2002年12月に認可された省クラスの江蘇省太倉港経済開発区がある。上海市と同市の境界線に横たわっている。面積317平方キロ、このうち港区が261平方キロ、残り56キロが新区である。港区は港口埠頭と臨港産業を発展させる。 新区はすでに12平方キロが完成、電子情報、精密機械、自動車部品、製紙、化学、生物医薬などの産業が進出している。第2期の19平方キロもインフラが完成している。 同市は中国東部最大のLPGクリーンエネルギー基地として知られ、国内最大の高級潤滑油基地でもある。PVC,自転車も大規模な生産力を持つ。同市の給与は一般・管理職月700‐1,000元、専門技術者・高級管理者1,000−2,500元。 <相城区> 蘇州市の北側に隣接して相城区がある。面積496平方キロ、人口34万人。同区にある潘陽工業園は企画面積80平方キロ、このうち20平方キロが完成している。電子通信、精密機械、生物医薬、新型材料、変圧器などの産業に中国をはじめ台湾、韓国、日本、米国、香港などからの投資が進んでいる。日系では住友電装が代表格。 同工業園は相城区を通る上海—南京高速道路が走っており、上海まで95キロ、無錫まで15キロ、南京まで198キロ、杭州まで150キロの距離で交通に恵まれている。無錫空港まで15キロだ。 |