2006年04月26日
PPフィルムの出荷、3月は5ヵ月振りに前年超え
1〜3月期の合計はわずかに前年に届かず
【カテゴリー】:実績/統計(原料/樹脂/化成品)
【関連企業・団体】:日本ポリプロピレンフィルム工業連合会

 日本ポリプロピレンフィルム工業連合会が26日に集計したところによると、同フィルムの3月の出荷数量はOPPが2万4,488トン、CPPが1万4,038トンとなった。前年同月に比較すると、OPPは2.3%増、CPPは5.0%増となっている。OPPは5ヵ月振りの、またCPPは2ヵ月連続のそれぞれ前年同月超えである。
 
 OPPが前年を上回ったのは、繊維・雑貨用が10.9%、工業用・その他が6.6%伸びて食品用の0.2%減をカバーしたため。CPPが前月に続いて前年超えとなったのは、主力の食品用が0.7%増と小幅ながら前年超えを続けたのに加えて工業用が30.2%増、繊維・雑貨その他が33.9%増と大幅な伸びを遂げたことによる。
 
 この結果、3月の両品種の出荷の合計は3万8,526トンとなった。前年同月の実績を3.3%上回っている。両品種のトータルの前年同月超えも5ヵ月ぶりとなる。
 
 また、これに伴う1〜3月期合計の出荷量は、OPPが前年同期比3.6%減の6万2,087トン、CPPが同3.2%増の3万7,562トン、合計が同1.1%減の9万9,649トンとなった。
 PPフィルムの1〜3月期の需要分野別出荷実績は別表の通り。

【関連ファイル】
PPフィルムの06年1〜3月期の出荷実績
https://www.chem-t.com/news/files/tmp_file1_1146046177.xls