2006年04月28日
江蘇・常州市が5月24日に投資環境説明会
塗料、精密化学、医薬品、ソフトなど6分野に重点
【カテゴリー】:海外
【関連企業・団体】:伊藤忠商事、新日鉱ホールディングス、住友商事、東芝、日立製作所、富士通、ブリヂストン、丸紅、三井物産、三菱商事

 江蘇省の常州市は5月24日午前10時30分から東京・紀尾井町のホテルニューオータニで同市の投資環境説明会を開く。日本国際貿易促進協会が協力、駐日中国大使館、日中経済協会、日中投資促進機構などが後援。参加無料、要登録。
問い合わせは国貿促(TEL:03−3506−8271)。

 範燕青・市委員会書記を団長に約90人が出席する。伊藤忠、東京製綱が現地進出の経験を紹介する。

 常州市は武進、常州高新区、天寧などの5区と金壇、?陽の2市からなり面積4,375平方キロ、人口350万人(流動人口含め385万人)、05年のGDP160億ドル(対前年比18.1%増)1人当たりGDP4,500ドル。上海から160キロ、南京まで110キロの距離にある。

 上海—南京、南京—杭州、などの高速道路や長江と京杭運河がある。また空港、港湾を持つ。産業は伝統的に農業機械、送変電設備、建設機械、繊維アパレル、IT、金属加工などがあり、今後はソフトウエア、軌道車両・部品、新素材、塗料、医薬品、ファインケミカルの6分野に重点を置く方針。

 外資企業の投資は累計4,000件(世界大手500社の23社、28件を占める)、うち日系は420件。東芝、日立製作所、コマツ、ブリヂストン、富士通、富士重工業、新日鉱HD、新日鉄、沖電気、東京製綱、三菱商事、三井物産、丸紅、伊藤忠、住友商事などが進出している。

 同市の05年の貿易総額は対前年比20.7%増の83.3億ドル(うち輸出61.2億ドル、31.5%増)、機電製品輸出が最も多く30.8億ドル(対前年比31.5%増)だった。