2006年05月15日
シンテックの好調続く、金川社長「今年度も2けた増益目指す」
【カテゴリー】:経営(海外)
【関連企業・団体】:信越化学工業、シンテック

 信越化学工業によると、米国の塩ビ子会社シンテックの業績は引続き好調で05年12月期の売上高は2,114百万ドル(2,330億円)、経常利益は338百万円ドル(373億円)、当期純利益は225百万ドル(248億円)と前年の過去最高を更新した。
 
 北米内での旺盛な住宅投資に支えられ需要が堅調に推移した。ハリケーンの影響はあったものの高水準の出荷を行った。原料価格の高騰に対応し製品価格の改定を進めた。
 
 金川千尋社長は、「06年度はさらに業績を拡大させたい」と前置きして「米国の住宅事業ついてはいろいろな見方があるが、シンテックの業績がいいのは住宅(のせい)だけではない。最近はコンパウンドなど高付加価値製品の販売数量が伸びているし、今後は工場の合理化も一段と進む。天然ガスなどの原料価格も少し下がってきた」と語り、「06年度も2けたの増益を目指している」と強調した。