2006年05月19日
中国政府、カーバイド産業を規制
「過剰能力、廃棄物対策、公害防止」理由に
【カテゴリー】:行政/団体(海外)
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(上海発=特約)
 中国の国家発展改革委員会(NDRC)は、カーバイド産業の規制を行う旨の通達を発表した。過剰能力、廃棄物対策、公害防止を理由に、小規模のカルシュウム・カーバイド工場は閉鎖され、新規計画も制限される。

 塩ビの需要が伸びる中で、原油価格高騰により、中国のカーバイドアセチレン法の塩ビはエチレンベースの塩ビに比べ、コスト面で有利な状況にある。その結果、カーバイドの能力が急増し、過去2ー3年で過剰生産となっている。NDRCによると、2005年の中国の能力は17百万トンに達しているが、実際の生産は能力の約半分に過ぎない。

 新しい規則では、年1万トン以下の炉、開放型の炉、および環境基準に満たない炉は今後停止される。新しいカーバイド計画も厳密な規制を受けることとなる。更に東海岸地区では新規計画は禁止となる。

 中国の塩ビ能力は933万トンで、2005年の生産量は649万トンであった。カーバイドアセチレン法の塩ビの生産量は全体の約70%を占めている。原油価格高騰がエチレンベースの塩ビのコストアップとなった結果、カーバイドアセチレン法の塩ビが主力となっており、新規計画でも約60%を占めている。