2006年05月22日
浙江省杭州市が工業発展に重点
5カ年計画策定で外資企業を積極的に誘致
【カテゴリー】:海外
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 浙江省の杭州市は、西湖で知られる観光地だが、中国第11次5カ年計画に合わせた5カ年計画を策定、これまでの観光に一層の工業振興を加えて、都市の発展をはかることになった。このため18日に都内のホテルで同市の投資環境説明会を開いた。

 出席した訪日代表の金・副市長は「市では民営企業が活動し、外資に頼らないでもやっていけるとの考え方があったが、今後は先進的で高付加価値のある産業を招き、さらに発展させたい」と日系企業の進出を呼びかけた。

 市は人口660万人(市内409万人)、国内総生産は2億9,190元、一人当たりGDP5,431ドル(中国平均1,200ドル)。国際連合から「最優秀居住環境賞」を受けたり、世界銀行から「中国最良総合投資環境都市」に選ばれている。

 05年の貿易高は約298.7億ドル(うち輸出198億ドル、対前年比30.5%増)、対日本では37億ドル(米に次第2位、うち輸出26.68億ドル、同35.4%増)、06年3月末までに外資7,800社、うち日系569社が進出した。

 長江デルタの南に位置し、文化(南宋)の名所、面積1万6,000平方キロ、8つの区、5つの市から成る。また5つの国家クラス開発区(杭州経済技術開発区、江杭州輸出加工区、杭州ハイテク技術産業開発区、粛山経済技術開発区、杭州之江国家観光リゾート区)と6つの省クラス開発区を持つ。

 世界トップ500社のうち、ここ2年で53社が投資した。全企業の56.5%が民営という市場経済の地である。金融、貿易、サービス、物流なども発達。環境対策にも優れる。イタリア、フランスなどのブランド品があふれている。

 市の産業は電子情報、医薬、機械、IT,食品、紡績などが発達、工業品が59.7%を占める。天然資源も豊富。医薬は大連、瀋陽の合計を超える実力を持っている。電子情報ではモトローラ、ノキア、東芝、三菱電機などが活躍している。

 科学技術教育によって都市の進行を図ろうという戦略をもち、国家級ハイテク企業57社、省級のハイテク研究センター739社、支級ハイテク研究センター178社などが活躍。大学は浙江大、電子科学大、中国技術学院大など36校、約36万人が在学している。

 交通は上海から約170キロ、日本の成田からJAL、ANAの直行便がある。高速の道路、鉄道が完備しているほか、上海ー杭州間のリニアモーター(時速450キロ)が新設される。今年の夏に着工、07年末までに完成。

 北京までの大運河もある。江蘇、江、上海の人口1億6,000万人の全地域の輸送を3時間以内でカバーできる。南京まで1時間で届く。電力容量は320万KW。年間給水量は63.5億立方メートル。市の観光としては、西湖風景名勝区が中国10大観光名勝地の一つ。天目山と銭塘江、富春江、新案江、千鳥湖が組み合わさったゴールデン観光ルートも有名だ。