2006年05月22日
大橋日化協会長が会見「何とか課題果たせた」
【カテゴリー】:行政/団体
【関連企業・団体】:なし

 日化協の大橋光夫会長(昭和電工会長)は22日、会長として最後となる「お別れ会見」を行い、「会長に就任したとき、3つの課題を挙げたが、何とか自分なりにやってきたと思う」と、2年間を振り返って満足そうな表情を見せた。発言要旨以下の通り。
 
 私は会長に就任したとき(1)環境・安全問題への取り組み強化(2)業界団体の再編・統合(3)化学産業のプレゼンス向上、の3つを課題として挙げ、取り組んできた。環境・安全では、国際間で協調しながら、化学物質管理の充実に努めてきた。
 
 レスポンシブル・ケア活動やカストマーを対象にしたサプライチェーンとの連携強化、アジアの発展途上国に対しては化学工場の管理能力をサポートする取り組みも実施した。
 
 化学業界は団体の数が多く、再編が必要なことは確かだ。戦後の混乱の中で生れた産物ともいえる。最近はメタ・ホル協会の解散や、酢ビ・ポバール工業会の事務受託などを行った。ただ再編整理となると、今国会に公益法人制度改革法案が提出されていることもあり、拙速は避けたい。広報活動など、横断的な連携を強化してきたがこれでいいと思う。
 
 化学産業のプレゼンスは、世界的にも高まったのではないか。日化協はICCAの一員として、各国の期待に応え、絶えず強いメッセージを発信してきた。欧州のRoHS規制問題でも、日本の要望に応えたいという雰囲気になっていると聞く。
 
 化学業界はこれまで各社コスト削減に思い切ったことをやってきた。バルキーなものより、特徴のある個性的な製品を開発し利益を出してきた。これは業界全体の財産として残った。原料高はまだ続くだろうが、化学に関するかぎり、欧米との企業規模の差などはこれからも心配しなくていいだろう。