2006年06月15日
PCSがメタセシス装置の試運転を開始
本格稼動は定修後の9月からの見込み
【カテゴリー】:経営(海外、原料/樹脂/化成品)
【関連企業・団体】:住友化学

 シンガポールのエチレンセンターのPCS(ペトロケミカル・シンガポール)は、このほどメタセシス装置の試運転を開始した。今回試運転に入った装置のプロピレンの生産能力は年産20万トンで、最近建設されたメタセシスプラントの中では最大規模。
 
 本格稼動時期は、PCSが7月早々から8月中旬までの45日にわたって実施する第2エチレンプラント(年産51万5,000トン能力)の定期修理明けからとなる見通し。

 これに歩調を合わせてTPC(ザ・ポリオレフィンカンパニー)が既存のL-LDPE設備を改造した年産20万トン能力のPPプラントの稼動を開始する。これによって、住友化学のシンガポール石油化学工場はPPに重きを置く新たなタイプの生産拠点として再スタートすることになる。