2006年06月27日
日本アルコンと協和発酵、抗アレルギー点眼剤 共同販促契約
【カテゴリー】:経営(ファインケミカル、新製品/新技術)
【関連企業・団体】:協和醗酵

 日本アルコン(本社:東京都港区、スコット・マニング社長)と協和発酵の両社は27日、日本アルコンが臨床開発し製造販売承認を申請中の抗アレルギー点眼剤「塩酸オロパタジン点眼液(一般名)」について、同日付で共同販促契約を締結した。
 
 日本アルコンは眼科領域の情報提供収集活動を、協和発酵は製品流通業務および眼科領域以外の情報提供収集活動を行う。

「塩酸オロパタジン点眼液(一般名)」は、アルコン・グループが販売している製剤で、米国を含む世界83カ国で承認されている。

 米国では1997年に「Patanol」の製品名で発売され、現在、抗アレルギー点眼剤市場の65%を越える市場シェアを占めている。日本では、日本アルコンが2003年6月に当局へ承認申請し、2006年内の承認・発売を見込んでいる。

 本剤の有効成分である塩酸オロパタジンは、協和発酵が創製したもので、同社はすでに経口剤として01年から「アレロック錠」の製品名で販売している。アレルギー性皮膚疾患やアレルギー性鼻炎などの幅広い効能・効果を有し、即効性などが評価されているという。

ニュースリリース参照
http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1151388993.doc