2006年06月27日
中国最大級のエチレンプラント、天津で着工
【カテゴリー】:海外
【関連企業・団体】:なし

 中国最大級のエチレンプロジェクトである、中国石油化工株式公司・天津分公司(支社)の年産100万トン規模のエチレン精製施設が、国務院の認可を受け、26日午前に天津浜海新区の大港石油化学基地で着工した。27日付の人民日報が伝えた。

 完成予定は2009年。同施設は、1,250万トンの石油精製能力、120万トンのエチレン生産能力を一体化した生産拠点の1つとなる。
 
 高品質、高規格かつ多様な石油製品、石油化学製品、化学繊維製品を年1,200万トン生産できる。プロジェクトの着工は、大型エチレン生産基地を独自建設する能力が中国にあることを示すものだ。
 
 プロジェクトの内容には、エチレン生産施設の建設、石油精製施設の改造、火力発電所の改造が含まれる。
 
 プロジェクトは「地域化、大型化、一体化、専門化」のモデルに沿って進められる。全体のバランスを考慮しながら、施設の配置をコンパクトにまとめ、生産プロセスの短縮、資材の内部相互供給、用地の集約的利用、投資節約、コストダウンなどを実現している。
 
 建設用地には荒廃したアルカリ土壌の地を選び、工業用水の増加分は、海水の淡水化や水の再利用でほぼまかなう。また、国内外の進んだクリーン生産技術や効率性の高い設備を採用し、汚染物の分類処理や廃棄物の総合利用を強化して、節約型、生態型かつ環境配慮型の生産工程を実現する。
 
 同プロジェクトはさらに、エチレン生産設備の国産化プロジェクトの側面も持つ。同分野での国産化水準の向上を図り、設備製造業の進歩や、川下分野である石油化学工業の発展を促すことになる。