2001年08月20日
ナフサの国際スポット相場が再び小幅ながら軟化
アジアには西欧の余剰ものも流入
【カテゴリー】:海外
【関連企業・団体】:なし

 アジアと西欧の両地域でナフサのスポット相場が緩やかながら再び下降線をたどリ始めた。
 日本の石油精製企業や大手商社が先週末に国際市場で契約もしくはオファーした価格はトン当たり(以下同)224~227ドルとなった模様。平均は225ドル強というところ。一週間で5ドル前後下がったことになる。もっとも、最近のボトムの7月中旬に比べるとまだ4~5ドル高い。ちなみに、これらの契約分がわが国に到着するのはおおむね2ヵ月あととなりそう。
 一方、北西欧の直近の平均価格は210ドルを若干割り込んだところにある。一週間前に比べると15~16ドル安い。下降幅はアジア地域よりさらに大きい。おおむね7月中旬と同じレベルだ。
 両地域のスポット相場の軟化の要因は、原油のスポット相場の下降と世界全体の石油化学製品の需要の減退にあると見られる。こうした中で注目されるのは、西欧市場で余剰となったナフサの一部がアジア地域に流入してきていると言われている点だ。最近のC&F・ジャパンの軟化にはこれも少なからず影響していると見てよさそう。
 ただし今後のスポット相場の動きについては、欧米のリファイナリーの多くが原油価格との逆転現象に音を上げててこ入れに転じるのではないかとの見方がわが国の商社やセンター筋に増えている。