2006年07月07日
広東・仏山市が三水工業区に医療機器産業基地を建設
中国初の試み 中国医療機器協会の認可取得
【カテゴリー】:海外
【関連企業・団体】:なし

 広東省仏山市は東側に接する広州市に日産、ホンダ、トヨタ、現代などの自動車メーカーが進出したため、電子系部品、自動車用タイヤなどの生産が活発化しているが、これに加えて医療用機器の産業基地(団地)を中国で初めて建設することになった。

 すでに中国医療機器協会から認可され、同市の北側にある三水工業区に9平方キロの医療機器用地を昨年完成した。同区は高速道路・仏山1環(今年10月に完成)が通り、広州国際空港から車で22分余の距離となる。

 張建輝・三水区常務副区長は「三水工業区にはすでにJSR、アイシン、デンソー、パイオニア、東芝、東海油化、住友商事や海外のデュポン、ローム&ハース、アトフィナ、AR社(GMの子会社)、コカコーラなど300社が進出している。交通の便がよく、産業が集積しているため、医療機器の生産に適している」と日系企業に参加を呼びかけている。大塚製薬は10年前に進出。

 三水区によると医療用機器団地の企業は、日系15−18%、米国45%、欧州30%、中国2%、その他5−8%の比率となる見込み。生産額では2008年に50億元、2012年に100億元、2015年に300億元を目指す。

 三水区は仏山市にある5つ(順徳、南海、禅城、高明、三水)の開発区の一つで省レベル。三水全体では企画面積80万平方キロ(18平方キロを開発済み)と最大。

 医療機器産業の成長について今後5年は年率25%を見込めるとし、15‐20年のスパンで計画を進める方針。三水区はほかに自動車部品、自動化機械・設備、プラスチック加工の用地を持っている。土地代は1平方メートル当たり150元(50年の賃貸)。

 仏山市は自動車、金属加工、プラスチック加工、機械、電子・電機(コンピュータソフト企業が650社、1,800機種を生産)、医療に力を入れており、企業数は1万1,000社を超える。

 今年は発展第2期(向こう2ー3年)に入る。第3期と第4期に10ー15年をかける。総生産額を昨年の700億元から2010年には1,000億元とする方針。

 インフラは発電能力4,720万キロワット。まだ200万キロワットほど不足しているが年内に十分供給できる体制になる見通し。給与は一般労働者月600ー800元、熟練工1,300ー1,500元ていど。