2006年07月10日
江蘇・常熟市が産業発展計画を説明、企業誘致
蘇州、無錫まで30分、アクセス発達
【カテゴリー】:海外
【関連企業・団体】:なし

 中国江蘇省の常熟市は省クラスの常熟東南経済開発区を中心に市の発展計画を説明、日系企業の進出を呼びかけた。市から呉衛国・副市長らの幹部が出席した。呉の国以来の歴史文化都市である同市は総面積1,264平方キロ、人口164万で、長江を望む港湾都市。一人当たりGDPは8,000ドル(江蘇2位)を超え、中国100強県市の5位にはいる。

 市は上海、蘇州、無錫、常州、張家港、南通などの長江デルタ都市に囲まれ、沿海と沿江の2大経済地域のラップゾーンでもある。とくに中国番目の規模をもつ常熟港と東南経済開発区は僅か15キロの距離。同港には1万トンクラス以上の岸壁が15カ所(計21カ所)ある。

 道路は蘇州—嘉興—杭州と沿江高速道路を初め、国道級が数多く通っており、交通ネットワークが形成されている。また、蘇州から常熟—南通間の蘇通長江大橋(スパン8.2キロ)が09年末に完成する予定で経済圏が広がる。その前に上海—寧波間の杭州湾大橋(全長36キロ)も08年末までに完成する。

 発電容量は毎時370万キロワット、引き続き同100万キロワットの増設を予定している。水や汚水処理、ガスなどのインフラが整備され、商業貿易センター、物流センター、高級住宅団地、国際生活園区などの建設も進められている。

 東南経済開発区は面積50平方キロ、開発済みが約半分。IT産業園区、自動車部品産業園区などがあり、中国での自動車部品、機電製品の基地や製造業情報化モデル地区となっている。紡織・アパレル、新建築材料の企業もあり、内外の進出企業は1万2,139社を数える。

 外資は1,600社余。このうち世界ランキング500以内の企業が16社(総投資額209億ドル)も出ている。日系は日本精工、オーチス、JCC、日本精線、大同工業、スギノマシン、ダイキン、住友ゴム、三菱商事など。

 教育では常熟理工学院が1万人の学生をかかえ、毎年2,000人を送り出している。この他各種専門技術者が7万人在学している。北京外国語大、洛陽外国語学院の分校もあり、日本語学科の卒業生を毎年100人ほど出している。

 現地経験者の川口哲也・日本精工役員は「交通の便がよく、レベルの高い労働者が豊富。人とのつながりを大切にし、心がある。市政府のサービスがよく、住みやすい」と語っている。