2006年07月20日
ポリオレフィンの国内出荷、6月はほぼ前年並み
5月に発生した前倒し需要の反動か
【カテゴリー】:実績/統計
【関連企業・団体】:なし

 ポリオレフィン3樹脂の6月の国内向け出荷数量は、PPが前年同月を1%上回ったもののLDPEとHDPEはともに1%の縮小となった。ポリオレフィン各社が相次いで値上げを表明したことに伴って5月に発生した前倒し需要の反動が出たのではないかというのがポリオレフィン各社に共通した見方となっている。
 
 各樹脂の5月の国内向け出荷量の前年同月比は、LDPEが8%増、HDPEが6%増、PPが7%増といずれも過去2年見られない高い伸び率を記録した。しかしそうした高率成長もわずか1ヵ月で終息、6月は再びほぼ前年並みのレベルに戻ったわけ。これには、主力のフィルム用品種の需要が3樹脂とも前年同月割れに転じたことが大きく影響していると見られる。
 
 反面、輸出は3樹脂とも5月に続いて前年同月を上回っている。しかも前年に対する伸び率が高く、最も低いPPでも6%増となっており、HDPEは15%増、LDPEに至っては46%もの伸びを記録している。LDPEの輸出はこれで10ヵ月連続の前年同月超えとなった。内需の減少に対処して中国向け輸出にドライブをかけるところが多かったせいと見てよさそう。
 
 この結果、3樹脂それぞれの6月の総出荷量はLDPEが前年同月の3%増、HDPEが横並び、PPが2%増となった。うちPPは12ヵ月連続の、またLDPEは5ヵ月連続の前年同月超えである。
 月末在庫は、3樹脂とも前年を下回る規模に縮小した。LDPEは3%減、HDPEは12%減、PPは3%減となっている。


ニュースリリース参照
http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file3_1153369294.tif