| 2006年07月28日 |
| 中国石化天津のエチレン100万トン、SINOPECが単独で |
| 米ダウはEO・EG 英社がPE |
| 【カテゴリー】:海外(経営) 【関連企業・団体】:なし |
中国国営の中国石油化工(SINOPEC)は、2009年完成を目標に、天津にエチレン年産100万トン設備の建設に着手したが、その運営は同社子会社の中国石化天津分公司が独自で行うことになった。 当初、サウジアラビア・SABICとの合弁による投資が予定されていたが、サウジは原油の供給にとどまる。 SINOPEC天津の計画では、石油精製年1,000万トン(設計は1,250万トン)、エチレン100万トン(同120万トン)クラスの大型設備や誘導製品設備を2009年中に天津濱海新地区に建設する。 中国の石油化学センター計画は、大型化、地域化、精製との一体化、専門化の原則で進められており、天津は南京、上海、恵州(広東省)に次ぐ大型化4番目となる。石化天津は約260億元(1元は約14円)を投資する。 エチレンを生産するナフサ分解設備は米国のルーマス法を採用することになった。また、米ダウ・ケミカル社が酸化エチレン・エチレングリコール(EO・EG)、英INNOBENE社が高密度ポリエチレン(HDPE)などの誘導製品を生産する予定。 米ダウ・ケミカルは過去5年にわたって、天津における石油化学計画をシノペックと合弁で進める交渉を続けていたが、昨年、不調に終わった。その背景には中国側が石油精製、石油化学を独資で行おうとする最近の取り組みがある。 SINOPECは上海での第2期計画(100万トン、第1期は英BPと合弁)を独資で実行すると発表しており、これまでの経験によって、自信を深めているものと見られる。 |