2006年08月04日
中国の汎用樹脂の輸入、6月は軒並み前年割れ
エンプラ等の機能性樹脂は逆に全てが大幅増
【カテゴリー】:海外(原料/樹脂/化成品、実績/統計)
【関連企業・団体】:なし

 中国による汎用樹脂の6月の輸入通関数量は、ポリオレフィン4樹脂やPSなど8品目全てが前年同月の実績を下回った。反面、エンジニアリング樹脂をはじめとした機能性樹脂は軒並み前年同月を上回り、樹脂の持つ性格によって文字通り対照的な結果が表れた。
 
 汎用型の合計8品目のうち、LDPE、L-LDPE、HDPE、PS、PVC-H、EPSの計6品目は全て前年同月比が80%台に縮小している。残る2品目もPP-Hが90.7%、ABSが92.9%にとどまっている。うちEPSは6ヵ月連続のまたLDPEは4ヵ月連続の前年割れであり、これらは輸入の縮小が長期化する気配をうかがわせている。しかし他の樹脂は、PP-Hの2ヵ月連続を別にしてHDPEとABSがともに3ヵ月振りの前年割れであり、L-LDPE、PS、PVCの3品目はいずれも前月の前年超えから一転しての前年割れである。したがってこれらは中国の市場在庫の増減次第でどのようにも変化するとの見方が一般的となっている。
 
 対する機能性樹脂の順調な伸びは、中国国内の工業の高度化の進展によるものと見られている。これらの樹脂の多くの国産化体制が汎用樹脂ほど進んでいないことも少なからず作用している模様。うちPC、PBT、PP-Cは今年に入ってからの全ての月が前年超えとなっている。
 
 こうした結果による1〜6月の累計は、汎用型の多くが前年同期を下回り、その反面機能性樹脂のほとんどが前年超えとなっている。
 中国による6月の樹脂輸入通関実績と1〜6月の累計は別表のとおり。

【関連ファイル】
中国による樹脂の6月の輸入
https://www.chem-t.com/news/files/tmp_file1_1154648565.xls