2006年08月21日
山東省で大規模有機シリコン計画着工
【カテゴリー】:海外
【関連企業・団体】:なし

(上海発=特約)
 山東省の東嶽化工は同省のジボ市で大規模有機シリコン工場建設を開始した。

 工場はジボ市の東嶽国際フッ素・シリコーン材料産業地区にある。同社では総額5.6億ドルを投じ、2段階で工場を建設する。

 第一段階では年産20万トンのシラン(ジメチルジクロロシラン)工場を2007年12月完成予定で建設、第二段階は同じく能力20万トンで、2009年末に完成させる。

 東嶽化工では、有機シリコン計画に使用される、塩化メタン 12万トン、フロンR-22(CHClF2)10万トンや塩酸を生産している。

 過去数年、中国での有機シリコンモノマーとシリコーンの需要は年率25%で伸びており、今後5年間、15-20%の成長が期待されている。

 世界の主要メーカーも中国市場での投資を速めている。
 2004年10月、フランスの化学大手ローディアは中国藍星集団と組んで、天津で大規模有機シリコン工場建設を決めた。
 (既報 http://www.chem-t.com/cgi-bin/passFile.php?NCODE=14744 )
 
 2006年1月、GE東芝は江蘇省南通市の南通経済開発区で4番目で最大のシリコーン工場建設を決めた。
 (既報 http://www.chem-t.com/cgi-bin/passFile.php?NCODE=17960 )

 本年8月8日、ダウコーニングとワッカーは合弁会社ダウコーニング(張家港) が中国政府から大規模シロキサン工場建設の承認を得たと発表した。
 
 工場は江蘇省張家港市の江蘇揚子江化学産業パークに建設される。両社は別途、同地に乾式シリカ工場を建設運営する。ダウコーニングはシロキサン工場の建設、ワッカーは乾式シリカ工場の建設に責任を持つ。

 
(注) シリコンは珪素
     シランは有機珪素モノマー
    シロキサンはそのポリマー
   シリコーンは有機ポリシロキサンをべ一スとした材料の総称

乾式シリカ(ヒュームドシリカ)は二酸化珪素で、主な用途はシリコーン樹脂の充填材
  他に不飽和ポリエステル・エポキシ樹脂・塗料等の垂れ防止剤などに使われる