2006年09月04日
JEPSRAが第4回技術開発支援テーマを募集
EPSのリサイクル技術と用途開発の加速を目的に
【カテゴリー】:環境/安全(行政/団体、原料/樹脂/化成品)
【関連企業・団体】:なし

 発泡スチロール再資源化協会(JEPSRA)は今年度も個人や企業、大学、研究機関、団体等によるEPS(ビーズ法発泡スチロール)製品の新規リサイクル技術と新用途開発を支援(助成)していくこととし、1日、研究開発テーマの一般募集を開始した。

 募集対象テーマーは、新規性・普及性に富んだEPSのリサイクル技術および新用途開拓を目的とした研究開発課題。
 支援(助成)額は、1課題当たり50万円〜250万円。技術開発支援期間は1年(ただし継続申請は可能)。支援申請の受付期間は18年9月1日から10月1日まで。申請できる助成金の適用範囲は(1)設備・備品費(2)消耗品費(実験材料費)(3)諸経費(研究開発を遂行するに必要な機械器具の修繕、試験、加工等に必要な経費)。

 同協会は、EPSメーカーの業界団体である発泡スチレン工業会とEPSの加工メーカーの集まりである日本フォームスチレン工業組合とが共同出資して設立したEPS専門のリサイクル推進団体。家電メーカーや魚卸売市場など需要業界とも緊密に連携して様々なリサイクル技術の開発とその実用化を図ることによって、05年度には71.1%というきわめて高レベルのリサイクル率の実現に成功している。さらに現在は、2010年までにリサイクル率を75%に引き上げることを目的とする第4次リサイクル目標を掲げてその実現に挑戦中。今回の新リサイクル技術開発と新用途開発に関する一般公募は、その4次リサイクル目標の円滑なクリアに大きく寄与していくと期待されている。なお、過去3年における公募には合計34件の応募があり、うち18件が支援テーマに採択されている。支援申請の問い合わせ先は東京都千代田区神田佐久間町2-20翔和秋葉原ビル6階「発泡スチロール再資源化協会」技術開発部。電話は03-3861-9046。FAXは03-3861-0096。