2006年09月05日
中国の樹脂輸入、7月も全品目が前年を下回る
ABS以外が軒並み2けたの縮小
【カテゴリー】:海外(原料/樹脂/化成品、実績/統計)
【関連企業・団体】:なし

 中国による汎用合成樹脂の7月の輸入数量は、ポリオレフィンやPSなど合計7品目全てが前年同月の実績を下回った。6月に続いての全品目揃っての前年同月割れである。しかも全体の縮小率が大きく、ABSの5.6%を除いて全て2けた減となっている。

 中国の汎用樹脂の輸入がこのように突然減少しはじめた背景については、わが国の大手商社も明確に分析できないとしている。末端需要自体が縮小しているとは考えにくいので、この春以降続いているサプライヤー各国の値上げに対して中国国内の樹脂加工企業の多くが輸入玉の手当てを極力手控えて生産調整に踏み切るようになったことが大きな要因ではないかとの判断が大勢を占めている。

 このように6月と7月の輸入が連続して前年同月を下回ったため、今年1月から7月までの累計はABSを除く6品目が前年同期の実績を下回るにいたっている。このままいくと、これら6品目は年計の前年を割り込むという異例の事態となる。

 中国による汎用樹脂の7月の輸入通関実績は以下の通り。カッコ内は前年同月比。右は累計でかっこ内は前年同期比。
▽LDPE=87,453トン(80.8%)     557,470トン(84.5%)
▽L-LDPE=111,983トン(67.7%)   915,036トン(91.6%)
▽HDPE=213,228トン(82.8%)    1,414,412トン(94.8%)
▽PP-H=221,794トン(72.8%)    1,665,734トン(97.4%)
▽PS=99,038トン(85.6%)      670,296トン(91.3%)
▽PVC-H=84,170トン(70.0%)     688,155トン(87.2%)
▽ABS=171,168トン(94.4%)     1,126,941トン(101.2%)