2006年09月19日
アジアのオレフィン相場、先週も軟化
スポットナフサ価格の下降を反映か
【カテゴリー】:海外(原料/樹脂/化成品、市況)
【関連企業・団体】:なし

 大手商社各社の情報によると、アジア地域におけるオレフィンのスポット相場は先週入って各地で小幅ながらも続落となった。 

 エチレン相場(CFR)は極東でトン当たり平均1,435ドル、東南アジアで1,480ドルとなっており、1週間前に比べると極東では20ドル、東南アジアでは10ドルそれぞれ下がっている。いずれも2週間連続の下降である。とはいえ、全体に引き続き未曾有の高値に張り付いているわけで、こうした高値のエチレンを外部から手当てしている誘導品メーカーは依然として逆ザヤ現象から脱却できないでいると見られる。
 
 一方のプロピレンの相場は、極東で同1,285ドル、東南アジアで1,330ドルとなっている。1週間前に比べると東南アジアでは10ドル上がっているが、極東では20ドル下がっている。
 極東の平均価格は3週連続の下降である。
 
 プロピレンの東南アジア相場を除いてアジア地域全体のオレフィンの相場がここにきて反落傾向を辿り始めたの要因については、多くの商社が原油のスポット相場の反落に伴うナフサの国際スポット相場の続落にあると分析している。また、日本、台湾、シンガポール、韓国等で実施されていた大型エチレンプラントの定修が相次いで終了して稼動を再開しはじめたことも少なからずさようしていると見られている。これに伴い、今後はポリオレフィンなど誘導品のアジア相場も徐々に下降していくというのが各商社に共通した見方となっている。