2001年08月07日
酢ビ1~6月生産7%増、海外トラブル影響か
ポバールも内需堅調続く
【カテゴリー】:実績/統計
【関連企業・団体】:クラレ、日本合成化学、酢ビ・ポバール工業会

 酢ビ・ポバール工業会は7日、6月の生産・出荷実績をまとめた。
酢ビは生産5万3,571トンで前年比101.6%、出荷はポバール用3万87トン(94.9%)、接着剤4,819トン(60.4%)、EVA9,740トン(121.7%)など、一般計1万6,630トン(95.8%)、輸出が8,643トン(199.5%)と大幅増加し、合計出荷量は5万5,360トン(103.7%)と増えた。在庫は2万6,982トン(119.6%)。
 1~6月の生産量は31万6,917トン(107%)、出荷はポバール用18万4,580トン(96%)、一般計8万2,313トン(103%)、輸出5万560トン(174%)で出荷計31万7,543トン(105%)となった。
 一方、ポバールは6月生産1万6,255トンで前年比91.3%、ビニロン用4,169トン(89.1%)、接着剤2,187トン(114.4%)、輸出5,126トン(85.7%)、合計1万6,844トン(92.8%)。
  1~6月の生産量は10万3,584トン(94%)、ビニロン用2万4,569トン(90%)、接着剤1万3,241トン(112%)、輸出3万2,776トン(93%)など出荷計は10万1,987トン(95%)となった。
 酢ビモノマーの輸出が増えたのは、アジアでのプラントトラブルの影響とみられる。
 ポバールは日本合成化学とクラレのシンガポール合弁事業ポバールアジアの年産4万トン設備が本格稼動したが、国内生産にはそれほどの落ち込みがみられず、内需も堅調が続いている。


http://www.c-nt.co.jp/data/vam/2001vam.html">2001年酢ビモノマー需要実績(表)
http://www.c-nt.co.jp/data/vam/2001pva.html">2001年ポバール需要実績(表)
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