2006年09月22日
PPフィルムの出荷、好調が持続
8月もOPとCPの両品種とも前年超え
【カテゴリー】:実績/統計(原料/樹脂/化成品)
【関連企業・団体】:日本ポリプロピレンフィルム工業連合会

 日本ポリプロピレンフィルム工業連合会が22日に明らかにしたところによると、PPフィルムの出荷は8月も引き続き好調で、OPP(PP延伸フィルム)もCPP(PP無延伸フィルム)もともに前年同月の実績を上回った。
 
 OPPは前年同月比4.7%増の2万271トンで、3ヵ月連続の前年同月超えとなった。最大消費分野の食品包装向けが3.2%増えて2ヵ月連続の前年同月超えとなったのに加え、繊維・雑貨向けが7.2%増、工業用その他向けが4.8%増と揃って前年同月超えに転じたことが大きく寄与している。
 CPPは同8.4%増の1万2,550トンで、6ヵ月連続の前年超えとなった。主力の食品包装向けが3.4%増えて前年超えに転じたこともさることながら、工業向けが53.6%増、繊維・雑貨その他向けが30.3%増とそれぞれ引き続き大幅な成長を遂げたことが大きな要因といえる。
 
 この結果、両品種ト−タルの8月の出荷数量は3万2,821トンとなった。前年同期を6.1%上回っている。1〜8月の累計はOPPが前年同期比0.3%減の16万5,787トン、CPPが同5.5%増の10万2,764トン、合計が同1.8%増の26万8551トンとなっている。