2006年10月02日
中国の樹脂輸入、8月も多くが前年を下回る
汎用6樹脂は1〜8月の累計も前年同期比減に
【カテゴリー】:海外(原料/樹脂/化成品、実績/統計)
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 中国による8月の合成樹脂の輸入通関数量は、引き続き多くの品目が前年同月の実績を下回った。 
 主要樹脂の中で前年同月を上回ったのはPP(ポリプロピレン)コポリマーとABS樹脂の2品目だけ。汎用6樹脂は全て前年同月を割り込んだ。1月から8月までの累計もPP-CとABSを除く6品目が軒並み前年同期を下回っている。

 中国の8月の輸入実績の中で注目されるのは、前年同月割れとなった6品目のうち5品目の対前年同月縮小率がこれまで以上に大きくなっている点だ。L-LDPEの31.2%減を筆頭にPVC(塩ビポリマー)の23.6%減、PPホモポリマーの21.4%減など大幅減が多数を占めている。韓国、台湾、サウジアラビアなど対中輸出各国が原料ナフサの国際相場の高騰を睨んで毎月のように輸出価格を引き上げてきたことに対して需要家の多くが買い控えを一段と強化し始めたことが最大の要因と見られている。国産品への依存度を引き上げるところも増えていると分析する関係者も少なくない。
 このままいくと、今年の中国の汎用樹脂の総輸入数量が前年を割り込むという異例の事態となる。
 中国による主要樹脂の8月の輸入通関数量は以下の通り。右は1〜8月の累計。かっこ内は前年比。

 ▽LDPE=91,000トン(80.3%)  648,470トン(83.9%)
 ▽HDPE=210,740トン(85.3%)  1,625,153トン(93.5%)
 ▽L-LDPE=119,593トン(68.8%  1,034,629トン(88.2%)
 ▽PP-H=249,392トン(78.6%)  1,915,125トン(94.5%)
 ▽PP-C=32,168トン(285.9%)  135,379トン(182.8%)
 ▽PS=116,086トン(99.7%)  786,382トン(92.5%)
 ▽PVC=94,830トン(76.4%)  782,985トン(85.8%)
 ▽ABS=193,373トン(105.6%)  1,320,314トン(101.8%)