2006年10月04日
協和発酵、自社開発の抗悪性腫瘍剤を米社へ導出
【カテゴリー】:経営(ファインケミカル、新製品/新技術)
【関連企業・団体】:協和醗酵

 協和発酵は4日、自社開発の抗悪性腫瘍剤KW-2401(UCN-01)について、日本を除く地域での独占的な開発・販売権を、米国の医薬開発販売会社 Keryx Biopharmaceuticals社(本社:ニューヨーク州マンハッタン、マイケルS.ワイス会長CEO)に許諾すると発表した。

 これにより同社は、契約金、マイルストーンおよび製品販売に伴うロイヤルティーの支払を受ける。

 同剤は、米国国立癌研究所のスポンサードスタディとして、臨床第2相試験を北米で実施中。日本国内での臨床開発(臨床第1相試験)は2002年に終了している。

 同剤は、目的の機能を持った物質を生産する微生物をスクリーニングし、その微生物の発酵生産物から見出された化合物を元に当社で創製した抗悪性腫瘍剤で、基礎研究では、がん細胞の増殖や細胞の癌化などに関与するプロテインキナーゼと呼ばれる酵素の働きを阻害することで、がん細胞の細胞死(アポトーシス)を直接誘導すること、また他の抗悪性腫瘍剤との併用で、さらにその誘導作用を増強することが明らかになっている。

【Keryx Biopharmaceuticals社の概要】
 NASDAQ上場。1998年設立。がん領域と糖尿病領域における導入医薬品の開発および販売を目指しており、現在、糖尿病性腎症治療薬や抗悪性腫瘍剤などを臨床開発中。

ニュースリリース参照
http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1159928432.doc