2006年10月13日
国慶節明けの中国の引き合い、極めて低調
ポリオレフィンの大型成約はほとんどなし
【カテゴリー】:海外(原料/樹脂/化成品、市況)
【関連企業・団体】:なし

 中国の国慶節明けに伴って同国のポリオレフィン加工企業と海外各国のポリオレフィンメーカーや大手商社との間で再開された10月後半積みを対象とした商談は大型契約がほとんど成立しないまま時が経過するかたちとなっている。

 これは、中国の加工企業やトレーダーの間にポリオレフィン全体に対する先安観が広がってきていることによるもの。韓国、台湾、サウジアラビア、タイ、日本、マレーシア等、かねてから対中国輸出に積極的に取り組んできた国々の樹脂メーカーや商社の多くは、10月後半引渡し分についてCFRトン当たり1,300ドル台の前半の価格を提示している。国慶節前のレベルに比べると30〜50ドルの引き下げとなる。

 しかし中国側各社は、最近の原油とナフサの国際スポット価格の下降ぶりから推して、もう少したてばポリオレフィンのオファー価格がさらに引き下げられるのが確実と判断して契約をしばらく見送る行動に出ている。

 中国の加工企業の多くは過去1ヵ月以上にわたって高値の海外品を買い控えてきたので、在庫が適正規模を大きく割り込んでいると見られている。したがって、時間がたてば積極的に話し合いに応じることになると見る向きが商社筋には多い。ただし、それにはもう一段の価格の引き下げが必要になるとも見られ、サプライヤー各社が今後の原油とナフサの国際相場の行方をどう予想して交渉に臨んでいくかが注目される。