2006年10月16日
韓国化学業界でストライキ続発
【カテゴリー】:海外
【関連企業・団体】:なし

 韓国の東亜日報によると、韓国の化学業界でストライキが続発している。

 韓国唯一のカプロラクタムメーカーのCapro の労組は基本給12.8%引上げなどを要求し、8月3日から全面ストに突入、株主のナイロンメーカーの暁星、Kolon、Kohap なども原料不足で減産に入っていた。労組は今月15日に一応操業に復帰した後、社側との交渉を続けるという意思を表明した。同社は近く正常操業に戻る計画だが、労使が相変らず主張を押し続けており、いつまたストにつながるか知れない状況にある。

 ハンファ石油化学と大林産業がナフサクラッカー部門を統合し設立した麗川NCCは、賃金交渉が決裂、11日から、ストに入った。大韓油化の労使も先月25日、釜山労動委に争議調整申請をし、スト可能性が高くなった。

 精密化学業界では、ハイドラジンを生産するKOCが8月からストを続けており、顔料メーカーのボグァンは、週休二日制の施行をめぐり、労組幹部たちが1カ月目、部分スト中である。染料生産業者であるMDK労組も、会社側のリストラ案が撤回されなければ、27日からのスト突入を計画している。

 石油化学業界は、経営環境が悪化しつつある状況で、労組の「無理な賃上げ」要求は受け入れられないという方針を固守しているのに対して、労組側は、「この4、5年間、好況にもかかわらず、利益配分はなかった。労組が社側を信頼できなくなったことが、労使争議の背景」と主張している。