2001年08月02日
石化の大型設備計画、イランに集中の傾向
石油メジャーも対中国投資に劣らず意欲
【カテゴリー】:海外
【関連企業・団体】:なし

 複数のエチレンセンターが大手商社の協力を得てこのほど世界主要地域における石油化学の設備投資計画を調査したところによると、新たにイランを拠点に大型設備を建設する計画を煮詰めている資本が相次いでいることが明らかになった。現地のNPCに加えてオイルメジャーも意欲を燃やし始めている模様。
 これまでの内外の多くの調査では、今後4~5年に石油化学の大型設備を建設するところは中国とサウジアラビアの2ヵ国にほぼ限定されるという結論になっていた。しかし、今回の調べによると、2002年から2005年までの間にイランで、中国やサウジアラビア同等あるいはそれ以上の新増設ラッシュが展開される公算が濃厚となってきたという。
 これまでのところ明らかになっている設備計画をエチレンプラントを例に取ると、合計6件にのぼる。2002年末にNPCによって年産52万トン能力のエチレンプラントが建設されるのを皮切りに、2005年末までに最小でも同80万トン規模、最大では同132万トンの超大型装置が相次いで設置されることになりそう。
 同国の豊富な天然ガスを有効に生かすには石油化学工業の振興が不可欠とイラン政府が判断したことによるものと見られる。BPやシェルといった巨大石油資本がそれに目を着けて2004~2005年の完成を目標にNPCと話し合いに入っている模様。