| 2006年10月17日 |
| ソルベイ、インドでPEEKを増産 年産500トンへ |
| 【カテゴリー】:海外(ファインケミカル) 【関連企業・団体】:なし |
ソルベイは16日、インドのGujarat州Panoliの製造設備を拡張し、ポリエーテルエーテルケトン(PEEK)や高機能特殊樹脂のワールドクラスの製造基地にすると発表した。2008年第1四半期にKetaSpire(R)ブランドのPEEK 年産500トンをスタートさせる。 PEEKはICIが開発した、耐熱性、耐薬品性、耐衝撃性を有し成形加工性にも優れた熱可塑性の芳香族系エンプラで、ICIは1993年に同事業をMBOにより設立されたVictrex Ltd. に売却した。 2004年の世界のPEEKの需要は1,850トンとみられており、98%を同社が供給している。日本では住友化学がICI時代から引き続き輸入販売しており、三井化学は1998年にVictrexとのJV、ビクトレックス・エムシーを設立し、日本での輸入販売を行っている。 ソルベイは2000年12月に当時のBP Amocoとの間で、ソルベイのPP事業とAmocoのエンプラ事業を交換し、Solvay Advanced Polymers を設立、AmocoのPES、PSU、PPSU(Polyphenylsulfone)、Polyphthalamide、LCP、Polyamide-imide、Polyketone などのエンプラ事業を引き継いだ。 2005年12月、ソルベイはインドの農薬メーカーのGharda Chemicals Limited からポリマー部門を買収する契約に調印した。 1967年設立のGhardaは1996年に特殊樹脂プラントを建設し、1997年にPES、引き続き、2000年にPSU、2001年にPEEK、2002年にPPSU、2004年にPolysuper Sulfoneの製造を始めた。 ICI/VictrexのPEEKの製法が、2種類のモノマーを340℃で反応させるのに対して、同社の製法は1種類のモノマーを低温で反応させるもので、副生物も水と少量のナトリウム、カリウムだけで、環境に優しく、低コストであるとしており、インドのほか英米で製法特許をとっている。 同社ではPEEK能力を80トンから180トンへ、更に2007年頃には500トンにアップするとしていた。 ソルベイは本年初めにGharda を取得しPEEKの市場に参入、米国での研究成果を折り込んで、今回の増設に到った。 |