2006年10月23日
PSの新価格が全分野に浸透
10月出荷分から平均キロ20円高に
【カテゴリー】:市況(原料/樹脂/化成品)
【関連企業・団体】:PSジャパン

 PSジャパンによると、同社が目指してきたPS(ポリスチレン)の新価格への切り替えは先週までに全ての分野で完了した。8月に打ち出した今年2度目の値上げ表明が全ユーザーから受け入れられた。ただし、上げ幅は、当初に同社が打ち上げた額をキログラム5円低い20円となった。

 今回の再値上げは、原料ベンゼンとエチレンの価格の続騰によって7月以降の原料SMの価格が一段と上昇し、合わせて副原料や用役、物流費などのコストも大幅に上がってきたことに対応してのものであった。これに対して需要家の多くは、7月に同樹脂の値上げを受け入れたばかりとあって当初強く反発していた。しかし、回復しはじめてきた多くの分野の需要に的確に対応していくには原料の安定確保が不可欠なため上げ幅と実施時期についての調整を条件に再修正を容認するところが相次ぐようになっていた。
 
 他のPSメーカーの再値上げ交渉もおおむね同じ内容で決着し、新価格への切り替えが完了している模様。これによって、汎用樹脂の再値上げの行方はPPのフィルム品種とLDPEのラミネート品種に絞られることになった。