| 2006年10月31日 |
| 中国の主要化成品の輸入、9月は全てが前年割れ |
| プロピレンは引き続き前年を大幅に上回る |
| 【カテゴリー】:海外(原料/樹脂/化成品、実績/統計) 【関連企業・団体】:なし |
中国による主要化成品の9月の輸入通関数量は、8月とは対照的に合計7品目全てが前年同月の実績を下回るかたちとなった。 しかも全体に前年同月に対する減少率が大きく、SM、PH、VCMの3品目は減少率が20%台に達している。 こうした事態についてわが国の化成品メーカーの多くは、これまで続いた輸入価格の上昇によって採算の維持が困難となってきた中国国内の需要家の多くが思い切った買い控えに踏み切ったことと、国産品の供給力が拡大してきたことが大きな要因と分析している。 もっとも、オレフィンの輸入は引き続き活発で、エチレンは33.3%、プロピレンは47.7%それぞれ前年同月を上回っている。 また、化成品の1月から9月までの累計は、合計7品目のうちの4品目が引き続き前年同期を上回っている。 主要化成品とオレフィンの中国の9月の輸入通関数量は別表の通り。 【関連ファイル】 中国による主要化成品の06年9月の輸入通関数量 https://www.chem-t.com/news/files/tmp_file1_1162272019.xls |