| 2006年11月06日 |
| 紹興で30万トンのポリプロ工場がスタート |
| 【カテゴリー】:海外(原料/樹脂/化成品) 【関連企業・団体】:なし |
(上海発=特約) 紹興富陵集団の子会社、紹興三圓石化はこのほど、浙江省紹興市の袍江産業パークに30万トンのPP工場をスタートさせた。投資額は約125百万ドルで、Basell の Spheripol 技術を使用している。 紹興三圓石化は紹興富陵集団がPP生産のために設立した会社で、2期合計60万トンを計画し、2004年第1四半期に第一期の建設を開始した。 原料のプロピレンはアジア、中東市場で購入し、製品は一部は富陵集団のBOPP、CPP用に使用し、残りは国内で販売する。 富陵集団の子会社・浙江紹興富陵プラスチック製品社は、同地に2系列計49千トンのBOPPプラントを持っていたが、S&Bで2系列計70千トンのプラントを新設した。以前と同様、Brucknerの技術を導入している。このほか、CPP、POF(多層共押出ポリオレフィンフィルム)各1系列で合計4系列8万トンの能力を持っている。これまでは原料のPPを輸入していた。 なお、第二期については、資金繰りや市場状況、特に原料プロピレンの手当や価格によるが、棚上げの可能性がある。 |