2006年11月06日
浙江・台州市が21日に投資環境説明会
【カテゴリー】:海外
【関連企業・団体】:なし

 浙江省の台州市は11月21日午後2時から東京・紀尾井町のホテルニューオータニで同市の投資環境説明会を開く。王敏霞・市対外経済貿易合作局副局長ら市の幹部、企業代表10氏が出席する。国際貿易促進協会が協力、三井住友銀行など3行が後援。入場無料、要登録。
 問い合わせは国貿促(TEL:03−3506−8261)

 台州市は沿岸都市で寧波市の南側にあり、高速道路で上海、杭州、温州、寧波などと繋がっている。台州空港からは北京、上海、広州、重慶などへ国内線が飛ぶ。台州港は国家1類港であると同時に上海港、寧波北侖港との提携港でもある。東南アジア各国への直航便も出している。

 中国初めての株式合作制の企業が生まれた土地で、経済総生産の96%が民営経済である。長江デルタ経済圏の「新星」として知られる。現在、190余の国家や地域と経済交流している。交通、交通などのインフラが完備しているという。

 2005年までの過去5年間に総生産額が77億ドルから157億ドル(年平均13.5%増)、輸出入貿易総額は15.4億ドルから63.53億ドル(同41%増)、一人当たりGDPは1,422ドルから2,809ドル(同13%増)へと大幅に増えた。

 この間、財政収入は7億ドルから19億ドル(同28・4%増)となった。市の産業は自動車、オートバイ・部品、プラスチック製型品、医薬化学原料、家電・冷凍、衣服機械、バルブ・ポンプ、水産品、果物など。

 外資企業の投資は1,800社、46億ドル。日系ではアイシン精機。米ワッツ水利技術、仏Auchanやシンガポールの金獅明鋼グループなどが進出している。市の民営企業の海外進出も活発で350社に及ぶ。