| 2006年11月07日 |
| 中国の非汎用樹脂の輸入、9月も多くが前年超え |
| 1〜9月合計も7品目中5品目が前年を上回る |
| 【カテゴリー】:海外(原料/樹脂/化成品、実績/統計) 【関連企業・団体】:なし |
大手商社筋の調べによると、中国による非汎用樹脂の9月の輸入通関数量は、合計7品目のうち4品目が前年同月の実績を上回った。ポリオレフィンをはじめとした汎用樹脂や化成品の9月の輸入は全品目が前年同月を下回ったが、機能性を売り物とする非汎用樹脂はエンジニアリング樹脂を中心に依然として活発な輸入が続いている。 前年同月を上回ったのは、PC(ポリカーボネート)、PBT(ポリブチレンテレフタレート)、PA(ポリアミド)チップ、PMMA(ポリメチルメタクリレート)の4品目。PAチップの98.7%増を筆頭にいずれも前年同月に対する伸び率が高い点が注目される。 うちPC、PBT、PAの3品目は今年に入ってからの9ヵ月全てが前年同月超えとなっている。PMMAも前年同月超えが5ヵ月連続に延びている。 反面、POM(ポリアセタール)は5ヵ月ぶりの前年同月割れとなった。また、EVAは3ヵ月連続の、さらにEPSは今年に入って9ヵ月全てが前年同月割れとなっている。EVAとEPSの減少は国産化の進展によるものと見られる。 1〜9月の累計は、EVAとEPSを除く5品目が前年同期を上回っている。伸び率は全て2けたで、最も低いPOMでも16.5%増、最も高いPAは64.9%となっている。中国による非汎用樹脂の9月の輸入数量と1月からの合計は別表の通り。 【関連ファイル】 中国の非汎用樹脂の9月の輸入数量と1〜9月累計 https://www.chem-t.com/news/files/tmp_file1_1162887674.xls |