2001年07月31日
積水化学、北海道会社のフィルム子会社を伊藤忠サンプラスに営業譲渡
フィルム事業の再編強化急ぐ
【カテゴリー】:経営
【関連企業・団体】:シーアイ化成、積水化学工業

 フィルム事業の体質強化を急いでいる積水化学工業は31日、子会社である積水フィルム北海道(本社、北海道石狩市、大谷嘉一社長)を解散し伊藤忠サンプラスに営業譲渡することを決めたと発表した。9月末日解散し、10月1日付で営業譲渡する。
 積水フィルム北海道はこのところの厳しい経営環境の中で収益改善に努めてきたが、同社単独での抜本的な改革は困難と判断、道内に生産拠点をもつ伊藤忠サンプラスに営業譲渡することにした。
 伊藤忠サンプラス(本社、東京都港区、清水正社長)はシーアイ化成の子会社で、資本金2億円。平塚、佐野、札幌に工場をもち、年商84億6,500万円(2001年3月期)。
 なおこれにより積水化学のフィルム事業は積水フィルム東日本、積水化工、積水フィルム西日本、積水フィルム九州の4社体制となる。