2006年11月21日
三菱化学産資、アルミナ繊維の新設備稼動開始
需要増に対応、坂出にも生産体制を確立
【カテゴリー】:経営
【関連企業・団体】:三菱化学産資

 三菱化学産資はこのほど同社坂出工場内にアルミナ繊維(商品名マフテック)の製造設備を完成し、試運転を開始した。

 設備能力は年産1,300トンで、この結果マフテックの総設備能力は既存の直江津工場の同2,700トン装置と合わせて同4,000トンとなった。

 今回、同社が坂出でも「マフテック」の生産を開始することにしたのは、需要が自動車エンジンのディーゼル化の進展とともにディーゼル微粒子除去フィルター向けを中心に急拡大しており、しかも今後もなお高い伸びを続ける見通しにあるため。

 アルミナ繊維の現在における同社の市場シェアは52%と他社を圧倒している。同社では2010年にはこれを76%に引き上げたい考え。このため設備能力を同年までに8,000トンに拡大していく計画。