| 2006年11月27日 |
| 大連市が経済技術開発区の投資説明会開く |
| 石油化学など4大産業に重点、中小企業園も年内に着工 |
| 【カテゴリー】:海外 【関連企業・団体】:なし |
遼寧省の大連市は22日、群馬県太田市の太田ナウリゾートホテルで、「大連開発区産業環境および中小企業工業園」の投資説明会を開いた。夏徳仁・市長、張軍・開発区管理委員会主任ら約40人の大連側幹部が出席した。 大連市は中央政府の東北振興方針にもとづいて、産業開発を積極的に行っている。日本との交流,協力も極めて盛んで、市全体の進出外資約1万1,600社のうち日系が約3,000社を占め、外資系のトップを占めている。在留日本人は約2,000人。 主な日系企業は日立製作所、東芝、三洋電機、キャノン、松下電器産業、旭硝子、NEC、日本通運、TDK、トステム、太田市からアイリス、関東建設工業など。 同開発区では05年に日系46社(累計573社、今年609社に)、韓国46社(278社)、香港30社(492社)、米16社(254社)、英5社(17社)、台湾1社(108社)などが進出した。仏は累計で12社。 今後、同開発区(企画面積332平方キロ,実利用56平方キロ、人口36万人)は石油化学、大型機械、船舶、ソフト(人材)の4大産業を重点的に発展させる。IT、造船、自動車、金型に引き続き力を入れ、バイオ製薬、新材料産業も育成する方針だ。 また、国内中小の投資環境を改善するため、開発区の董家溝に6平方キロの重点工業区(科学団地)を建設、このうち1平方キロを日系の工業園とする。業種としては精密加工、電子部品、新型エネルギー、新材料など。ジャパニーズスタイルの投資環境を提供できるとしている。年内にも着工する予定。 張軍主任は「開発区は国家1級で84年にスタートした。22年間の努力でインフラが完備している。日系企業が多く、日本語を話す人材が5万人ほどいる。中国東北への玄関口でもあり、これからの発展が期待できる」としている。 同開発区には金石IT産業団地がある。企画面積3.8平方キロ、装備電子とNC技術を中心とした集積回路、応用型プロジェクトを誘致する。07、08、09年に分けてインフラを造成する。 また、国家半導体照明産業化基地にある光電子産業団地は企画面積2.51平方キロ。光電子 基盤材料、LEDシール、太陽エネルギー光電気などの生産を計画。 このほか2平方キロの金型工業団地、機械加工、装備製造、金型製造を行う10平方キロの城北工業団地、69万平方メートルのシンガポール金謄船舶部品団地、町関連の産業用標準などの建設を進めている。市の発電能力は140キロワット。年内に100万キロワットの原子力発電所(瓦房店市)が完成する予定。 問い合わせは大連開発区日本駐在事務所(TEL:03−5793−4991、FAX:03−5793−4992) |