2006年12月20日
OP、CPともに11月の出荷は前年超え
食品包装向けが順調な伸び
【カテゴリー】:実績/統計(原料/樹脂/化成品、新製品/新技術)
【関連企業・団体】:日本プラスチック工業連盟

 日本ポリプロピレンフィルム工業連合会が20日に集計したところによると、PPフィルムの11月の出荷数量はOPP(PP延伸フィルム)もCPP(PP無延伸フィルム)もともに前年同月の実績を上回った。
 
 OPPは24,781トンで前年同月を5.3%上回り、一方のCPPは15,030トンで7.2%増となっている。OPPは2ヵ月振り、今年7度目の前年同月超えであり、CPPは2月以降10ヵ月連続の前年同月超えである。いずれの場合も、最大消費分野である食品包装用が前年同月超えに転じている点が注目される。OPPの食品包装用は5.1%増の17,691トンで3ヵ月振りの前年同月超えであり、CPPの食品包装用は1.7%増の11,960トンで2ヵ月振りの前年同月超えとなっている。

 もっとも、CPPが長期にわたって前年同月を上回っている要因の一つは、今年から新規メーカーがインサイダーに加わったことにあると見られる。
 いずれにしても、このままいけばOPPもCPPも今年の総出荷数量は前年の実績を若干上回ることになる。