2006年12月22日
環境省、18年度の「学校エコ改修」に3校を採択
17年度との合計は12校に、近く2校を追加の予定
【カテゴリー】:環境/安全(行政/団体)
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 環境省は22日、かねて同省が推進している「学校エコ改修と環境教育事業」の18年度の補助金交付対象校として3校を採択することを決めたことを明らかにした。

 新たに対象に選ばれたのは埼玉県立浦和高校、群馬県太田市立中央小学校、福井県坂井市立鳴鹿小学校の3校。この結果、同事業の採択校は、17年度に選ばれた北海道黒松内町立黒松内中学校、東京都荒川区立第7峡田小学校、岐阜県高山市立北小学校など9校と合わせて12校となった。

 同事業は、石油特会から1校当たり1億円の補助金を交付(補助率は2分の1)して、地方公共団体の設立による小・中・高校の校舎の二酸化炭素排出削減効果を有する省エネ改修を促すというもの。太陽光発電パネルの設置や樹脂サッシの採用による開口部の断熱化、外断熱工法による壁の断熱化、屋上緑化といった措置が補助の対象となる。

 同省では今年度内にさらに2校を追加、そして19年度には4校を新たな対象校に採択していく考え。実際の多くの改修工事が始まるのは19年度からとなりそう。このため同省では総額20億円の予算を財務省に申請し、18億円の内示を受けている。