2006年12月26日
中環審の化学物質環境対策小委が初会合
化学物質環境対策の在り方の検討を開始
【カテゴリー】:環境/安全(行政/団体)
【関連企業・団体】:なし

 中央環境審議会環境保健部会は26日、新設の「化学物質環境対策小委員会」の初会合を開き、11月24日付けで若林正俊環境大臣から諮問を受けた「今後の化学物質環境対策の在り方」について意見を取りまとめるためのディスカッションを開始した。

 同小委員会は、今年4月7日に閣議決定された「第3次環境基本計画」に沿ってわが国がこれから進めていくべき化学物質の環境対策について具体策を煮詰めていくことを目的に設置されたもの。

 佐藤洋・国立大学法人東北大学大学院医学系研究科環境保健医学分野教授を委員長に、学界や産業界さらには大手消費者団体等様々な分野から選ばれた合計22人で構成されている。

 化学業界からは、篠原善之・日本化学工業協会環境安全委員会委員長(三井化学専務)が臨時委員として、また宮坂光信・化成品工業協会技術委員長(大日本インキ化学工業執行役員)が専門委員としてそれぞれ名を連ねている。

 この日は初会合とあって、事務局の環境省化学品安全課から参考資料の説明を受けたあとは佐藤委員長を座長にフリーディスカッションするにとどまった。来年2月9日に開催される第2回会合から本格的な論議を展開、夏ごろに中間とりまとめを行うことになりそうだ。当面は、「化学物質排出把握管理促進法(管化法)」の見直しが論議の中心テーマーになる。