2006年12月27日
チッソ、新日鉱など3社、太陽光発電用ポリシリコン共同開発へ新会社
高純度ポリシリコン量産化技術、08年6月確立目指す
【カテゴリー】:経営(新製品/新技術)
【関連企業・団体】:新日鉱ホールディングス、チッソ

 チッソ、新日鉱ホールディングス、東邦チタニウムの3社は27日、太陽光発電用途ポリシリコン製造技術実証化のための新会社設立で合意し、合弁契約を締結したと発表した。
 
 3社がそれぞれ得意技術を持ち寄り、08年6月をめどに太陽光発電用の高純度ポリシリコン量産化技術確立を目指す。

【新会社の概要】
 (1)商号 :日本ソーラーシリコン株式会社
 (2)設立予定日 :2007年1月31日
 (3)所在地 :東京都千代田区
 (4)資本金 :10百万円
 (5)出資比率 :チッソ 50%、新日鉱HD 30%、東邦チタニウム 20%
 (6)社長 :浅見 宗男(チッソ・研究開発本部主席企画員)
 (7)事業目的 :太陽電池用途ポリシリコンの研究および製造販売
 (8)従業員数 :約50名

 新会社は今後、水俣分室(チッソ水俣製造所内)でポリシリコン製造及びクロロシラン製造技術、茅ヶ崎分室(東邦チタニウム茅ヶ崎工場内)で亜鉛・塩素回収技術、戸田分室(新日鉱グループ研究所内)で分析技術をそれぞれ開発する。2008年6月をめどに太陽光発電用途高純度ポリシリコンの量産化技術の確立を目指す。
 
 なお、水俣ではポリシリコン製造パイロット、茅ヶ崎では電解パイロットをそれぞれ建設し、顧客へのサンプル提供により予備評価もあわせて行う。
 
ニュースリリース参照
http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1167208355.pdf