2007年01月24日
JSRと近畿大学、研究施設「機能材料リサーチセンター」建設
【カテゴリー】:経営
【関連企業・団体】:JSR
機能材料リサーチセンター

 JSRと近畿大学は24日、産学協同の研究機関「近畿大学分子工学研究所-JSR機能材料リサーチセンター」を同大学産業理工学部キャンパス(福岡県飯塚市)内に建設し、共同運営すると発表した。
 
 同大学分子工学研究所の遠藤剛所長・教授(東京工業大学名誉教授)をセンター長とし、JSRの先端材料の開発に向けて基礎研究の充実を目指す。リサーチセンターの建設資金は約6億円、今年3月末竣工の予定で4月から本格稼働する。

 JSRは、先進材料を創造する高分子化学メーカーで、今年12月創立50周年を迎える。このためこれを機に、高分子材料技術をベースとした新規材料開発のための基礎研究および次世代事業の核となる技術シーズ探索の強化・拡充を目指し、近畿大学との産学連携事業を運営することにした。

 同社は同リサーチセンターの設置により、高度な高分子材料の基礎研究を継続して推進する環境が整う。また、製品開発につながる研究テーマを設定し、研究成果を活用することができる。さらに同センターを通じて、国内外の研究者、研究機関との交流を進めることできるとしている。

【近畿大学分子工学研究所-JSR機能材料リサーチセンターの概要】

 ◇名称: 近畿大学分子工学研究所—JSR機能材料リサーチセンター
 ◇所在地: 福岡県飯塚市柏の森11-6(近畿大学産業理工学部キャンパス内)
 ◇センター長: 遠藤剛(近畿大学分子工学研究所長・教授、東京工業大学名誉教授)
 ◇規模: 地上4階建て(延床面積1,720平方メートル)=実験室9室、テレビ会議室等
 ◇稼動開始: 2007年4月(予定)

<研究テーマ>
 JSRが成長事業と位置づけている「エレクトロニクス」、「環境・エネルギー」及び「メディカル」などの事業領域での製品開発につながる基礎研究を予定。

 ニュースリリース参照
 http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1169623375.doc